朝の祈り 夜の祈り
J.ベイリー著 新見宏訳 日本基督教団出版局


1日 1日夕 2日 2日夕 3日 3日夕 4日 4日夕 5日 5日夕 6日 6日夕
7日 7日夕 8日 8日夕 9日 9日夕 10日 10日夕 11日 11日夕 12日 12日夕
13日 13日夕 14日 14日夕 15日 15日夕 16日 16日夕 17日 17日夕 18日 18日夕
19日 19日夕 20日 20日夕 21日 21日夕 22日 22日夕 23日 23日夕 24日 24日夕
25日 25日夕 26日 26日夕 27日 27日夕 28日 28日夕 29日 29日夕 30日 30日夕

七日  朝

すべてのもののっくりぬしなる主よ、あなたの創造の力から最初の光が生まれ、あな
たはこの世の最初の朝をごらんになってそれをよしとされました。いま、窓をとおし
てさしこみ、わたしを新しい日の生活へとよび起こすこの光のゆえに、み名を賛美い
たします。わたしのからだの中に脈うっ生命のゆえにみ名を賛美します。わたしの出
てゆく、かがやかしく美しい世界のゆえに、み名を賛美します。地と海と空と、走る
雲とうたう小鳥のゆえに、み名を賛美します。わたしに与えてくださった、なすべき
仕事のゆえに、み名を賛美します。わたしが余暇をすごすために与えてくださったす
べてのもののゆえに、み名を賛美します。わたしの友のゆえに、み名を賛美します。
音楽と書物、よき伴侶とすべての清潔な楽しみのゆえに、み名を賛美します。

おお、ご自身とこしえに慈愛にいます主よ、この朝の光がわたしにもたらす喜びと同
じ喜びを持っことのできない人びとに、わたしがいっくしみの心をいだくことをえさ
せてください。

いのちの鼓動の弱まってゆく人びと陽光のふりそそぐ時間にも床に横たわらねばなら
ない人びと日の光からさえぎられた盲目の人びと余暇のたのしみを味わうことのでき
ない多忙な人びと働く喜びを持たない失業者たち愛するものを失って心房つき、寂し
い家庭にある人びとこれらのすべての人びとをあわれんでください。

おお、消えうすれゆくことなき光よ、この日の光がいま窓を通してこのへやに流れる
ときに、わたしの心の窓をあなたに向かってひらき、わたしのいのちが、あなたの臨
在のかがやきにみたされるようにしてください。あなたのみ顔のかがやきで、わたし
のすみずみまで照らしてください。わたしのうちにある何ものも、この輝かしさをか
げらせることがありませんように。人の光として生きられた主のみ霊よ、クベになる
までわたしの心を支配してください。アーメン



七日  夜

⊂こしえにいます主よ、あなたは永遠の光のうちに住まわれます。この世の光のあせ
てゆη、わたしはあなたの臨在の輝きをこい求めます。のなたは疲れを知らないかた
です。今、わたしの五体が重く、精神もおとろえはじめるとρたしのたましいをあな
たにゆだねます。のなたはまどろむこともありません。いま、眠ろうとして横たわる
とき、わたしの身をあ-の守りにゆだねます。のなたはとこしえに見守ってください
ます。いま、力なくよこたわるとき、あなたの愛にソたのみます。押よ、眠りにつく
前に、きょう一日のわたしの行ないを、あなたの永遠の光に照らして省κく存じます。
わたしは、義務を怠ったことを、深い悔いとともに思い起こします。わたしは、無情
な一一夏某を吐いたことを、悲しみとともに思い起こします。わたしは、卑しい思い
をいだいたことをはずかしく思い起こします。神よ、これらの記憶を、わたしを救う
ためにお用いください。そして、永遠にこれら

の記憶をぬぐい去ってください。わたしは、きょう、この世界の美しさを、喜びとと
もに思い起こします。わたしは、きょう、他の人びとが行なった親切な行為を、たの
しく思い起こします。わたしは、きょう、わたしにさせてくださった仕出と、学ばせ
てくださった真理を、感謝とともに思い起こします。神よ、これらの記憶を、わたし
を謙そんにするためにお用いください。そして、永遠にこれらの記憶をわたしのたま
しいに住まわせてください。

眠りにつく前に、しばらく、あなたがわたしの人生に与えてくださった愛情と友情と
を書ρことをおゆるしください。わたしは、……と……とを親しくおぼえてうれしく
思います。μれらはわたしの知らない神秘のかなたに去りましたが、あなたの愛と守
りのうちに必ずあQことと信じます。わたしはまた、……や……といまも友であるこ
とをうれしく思います。ηたし自身の魂とともに、かれらを夜のやみの間おまもりく
ださい。枕するところをもたない人びと、また横たわりながらも、苦痛や不安によっ
て眠ることのできない人びと、すべて」、あなたのあわれみを、われらの主キリスト
のみ名によってこい求めます。アーメン


八日  朝

愛とあわれみとによって、イエス・キリストをつかわし、わたしたちの暗黒を照らし
てくださった神よ、わたしに知恵を与えて主の語られたみことばをさとらせ、み恵み
をあたえて主の足あとにしたがわせてください。

イエス.キリストはいわれました。「立って祈るとき、もし人をゆるすことがあれば、
これをゆるせ」。神よ、いま恵みを与えてこのようにさせてください。

イエス・キリストはいわれました。「受けるよりは与える方が、さいわいである」。
神よ、み恵みにより、きょうわたしが受けることより与えることを思うことができま
すように。

イエス.キリストはいわれました。

「あなたは施しをする場合、右の手のしていることを左の手に知らせるな」。神よ、
どうかわたしが人に与えるとき、自分を喜ばせたり、賞賛や報いを求めたりすること
のないようにしてく、たさい。

イエス・キリストはいわれました。「狭い門からはいれ」。どうかこの日、なすべきっ
とめと名誉ある行動の狭い道を歩むことができますように。

イエス・キリストはいわれました。「人をさばくな」。神よ、恵みにより、この日兄
弟の目にあるちりをみとめる前に、をすてさることができますように。

はりまず自分の目にある梁

イエス・キリストはいわれました。「たとい、人が全世界をもうけても、神よ、この
日たとい何を失おうとも、

自分の命を損したら、何の得になろうか」。わたしのたましいを失うことなく生きる
ことができますよう、恵みをあたえてください。

イエス・キリストはいわれました。「だから、あなたがたはこう祈りなさい」。

1主よ、みことばに従っていま祈りますー

「天にまします我らの父よねがわくはみ名をあがめさせたまえみ国を来たらせたまえ
みこころの天になるごとく地にもなさせたまえ我らの日用の糧を今日も与えたまえ我
らに罪をおかす者を我らがゆるすごとく我らの罪をもゆるしたまえ我らをこころみに
あわせず悪より救い出したまえ国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり」

アーメン



八日  夜

すべての人の父なる神よ、こよい、この世の生の重荷をみ前にも?てまいります。あ
らゆる国々のいたるところに散って、あなたをせっに求めている大いなる群れに加わ
りたく願います。神よ、わたしたちの祈りをきき、そのかずかずの求めを、あわれみ
とともに顧みてください。あなただけが、わたしたちの願いをききとどけることので
きるただひとりの方です。

ことに、み守りのうちにおいてくださいすべて、こよい家族や友をはなれて遠くにあ
る者すべて、飢え、凍えて横たわるものすべて、苦痛をおぼえるものすべて、うれい
と不安のために眠ることのできないものすべて、危険にさらされているもの人びとの
眠る間も、働き、見張らねばならないすべてのものを。

これらのすべてのものに、あなたがおいでになることを覚えさせ、
彼らの寂しさにかえて
はぐさめを、思いわずらいに代えて平安をお与えください。

み子イエス・キリストの人格のうちに、人間に対する愛をあらわし、あらゆる苦痛を
和らu、あらゆる病をいやされた愛の神よ、世界の各地にあってキリストのみ名のた
めに仕える5べてのものに、祝福をおあたえください。すべて、キリストの福音に仕
える人すべての社会奉仕者すべての海外宣教師忠実に病者をみとるすべての医師、看
護婦に。かれらを通して、あなたの恵みの目的を果たさせ、彼らの心に、キリストの
臨在の真の喜ひを味わわせてください。
そしてこのわたしにも、いま床につくこの時、キリストに仕えるためにささげた生の
喜びと、主の十字架によって罪ゆるされた平安とを与えてください。アーメン



九日  朝

神よ、わたしはいまここに立っています。力よわく、貧しい者でありますが、なおあ
なたに向かってたましいと声とをあげています。み前にはすべてのっくられた者はち
りと霧にしかすぎません。あなたは人間の感覚のかなたにかくれていまし、その偉大
さははかり知れず・全能のみ力はさとることができません。けれどもわたしはここに
あなたと語っています・子が両親に、友人が友人に語るように。もしこのようにあな
たに語ることができないとしたら一わたしはこの世にあって望みがありません。わた
しが支配したり命令したりすることができることはほとんどないからです。いまわた
しがここにいることは、わたしの意志ではありません。まもなくこの世を去ることも
わたしの意にまかせないことです。この日わたしの身に起こるすべてのことのうち、
わたしが自分でえらぶことはほとんどないでしょう・かくれています神よ、わたしの
命数を定め、住むべき所を定められたのはあなたです。わたしの手に力を与えて一つ
の仕事をさせ、他の仕事をする腕を与えられなかったのはあなたです。この一日のい
のちの糸をにぎり、わたしの前にあるこの日の仕事と苦しみとを知っておられる唯一
のかたは、あなたです。けれども、あなたはわたしの父ですから、わたしは恐れませ
ん。たましいの奥底に脈うつものはあなたのみ霊でありますから、わたしは、全く心

配がないことを知っています。自分のために願うことは得られませんが、あなたの欲
せられることはご自身がわたしのために成就してくださいます。わたしの求める善は
自分ではできませんが、あなたがさせようとなさる善は、み力を与えてく、ださいま
す。

愛する父よ、この一日のいのちをお守りください。わたしのすべての思いと感情とを
制御してく、たさい。わたしのすべての力を正しくみちびいてく、たさい。わたしの
さとりをみちびいてください。わたしの意志を支えてください。わたしの手にあなた
に仕えるわざを与えてください。わたしの足をはやめてあなたの命令を行なわせてく、
たさい。わたしの目をあなたの永遠の美にしっかりととめさせてください。わたしの
口を雄弁にしてあなたの愛の証しをさせてください。この一日を、服従の日として、
またたましいの喜びと平和の日としてください。この日の仕事を、わが主キリストの
み国のわざの一端としてく、たさい。これらの祈りを主のみ名によってささげます。
アーメン


九日  夜

あわれみ深い父よ、あなたは、あなたの子らの弱さをごらんになっても怒らず、かえっ
てあわれみ、いな、あわれみよりも愛の目をそそがれる方です。いまみ前にわたしの
心の奥深いところを省みさせてく、たさい。きょう、わたしは、あなたがわたしをお
つくりになった目的を果たすために、何かをしたでしょうか。きょうわたしは、あな
たが深いみこころをもってわたしのために備えてくださった奉仕の機会をとらえたで
しょうか。わたしは、日常のつとめを欠かさずに行なったでしょうか。神よ、これら
の問いにわたしが正直に答えることができるようにしてください。

きょうわたしは、キリスト者としての理想をくもらせることをしたでしょうか。わた
しは、肉体においても、精神においても、怠惰ではなかったでしょうか。わたしは、
必要以上に食欲をみたそうとしたでしょうか。わたしの心に想像したことは、きよら
かな健康な思いだったでしょうか。

わたしは、仕事の上で全く正直だったでしょうか。わたしが人の前に示した生き方や
感情や行動は、うらおもてのない真実なものだったでしょうか。どうか、これらの問
いに正直に答えることができますように。

きょうわたしは、他人が見る目で自分を見つめようとつとめたでしょうか。わたしは、
他人の行ないを寛大にみるよりも、自分の行ないにいいのがれをしたでしょうか。わ
たしの家庭の中で、争いを起こしたでしょうか。それとも、平和をつくり出すもので
あったでしょうか。大きな目的や、遠大な計画のためにはりっばなことを口にしてい
ながら、一番近い隣人に対しては当然の愛情や礼儀を欠いていなかったでしょうか。
どうか、これらの問いに正直に答えさせてください。

イエス・キリストにあって限りない愛をあらわされた神よ、にある悪の王国をうちく
だく力をもっておられます。どうか、あなただけがわたしの心の中日常の習慣となっている罪から救い出してください。
アーメン


十日  朝

「神よ、あなたはわたしの神、
わたしは切にあなたをたずね求め、
わが魂はあなたをかわき望む。
水なき、かわき衰えた地にあるように、
わが肉体はあなたを慕いこがれる。
それでわたしはあなたの力と栄えとを見ようと、
聖所にあって目をあなたに注いだ。
あなたのいつくしみは、いのちにもまさるゆえ、
わがくちびるはあなたをほめたたえる」。

「わたしはあなたの正しいおきてのゆえに
一日に七たびあなたをほめます。
あなたのおきてを愛する者には大いなる平安があり、
何ものも彼らをっまずかすことはできません」。

「若い人はどうしておのが道を
清く保つことができるでしょうか。
み言葉にしたがって、それを守るよりほかにありません」。

「主よ、あなたの大路をわたしに知らせ、
あなたの道をわたしに教えてください。
あなたのまことをもって、わたしを導き、わたしを教えてください。
あなたはわが救いの神です。わたしはひねもすあなたを待ち望みます」。

「主よ、わが口に門守を置いて、わがくちびるの戸を守ってください」。
「わが歩みを確かにし、すべての不義に支配されないようにしてください」。

「主よ、あなたの幕屋にやどるべき者はだれですか、
あなたの聖なる山に住むべき者はだれですか。
直く歩み、義を行い、心から真実を語る者、
その舌をもってそしらず、その友に悪をなさず、
隣り人に対するそしりを取りあげず、
その目は神に捨てられた者を卑しめ、
主を恐れる者をとうとび、誓った事は自分の損害になっても変えることなく、
利息をとって金銭を貸すことなく、まいないを取って
罪のない者の不利をはかることをしない人である。
これらの事を行う者は
とこしえに動かされることはない」。

「わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうかわたしの口の言葉と、心の思いがあな
たの前に喜ばれますように」。アーメン


十日    夜

全能にして、とこしえにたたえらるべき神よ、生きる日のかぎりわたしにともなって
くださるあなたの愛を感謝いたします。あなたの真理をもってわたしの心にさとりを
与え、あなたの恵みをもってわたしの志を守ってくださったことを感謝いたします。
あなたのみ霊がたえずわたしをみちびき、単なる偶然のように思われた小さな出
来事の一つ一つが、わたしのたましいを教えみちびこうとされるあなたの恵みふかい
ご計画であったことを知って感謝いたします。どうか、あなたのみちびきをこばんだ
り、あなたのともしてくださった光を消すことなく、日々、あなたの恵みと、わが主
イエス・キリストを知る知識のうちに成長することができますように。

けれども、いまわたしがみ前に祈るとき、ただ自分のことだけを考え、自分のために
祈るのではありません。あなたの助けを必要とするすべての兄弟・姉妹をみ前におぼ
えます。ことに、この夜、
大いなるこころみにあう者
力にあまる大きな仕事に当たる者
何らかの決意を迫られている者
負債や貧困に苦しむ者
すでに悔い改めたあやまちの結果になお苫しむもの
少年の日にうけた環境のゆえに人生の機会を与えられないもの
死によってたち切られた家庭の交わり
地の果てにあって天国をのべ伝える宣教師たち
遠い国々に真理の光を高くかかげている者
また…………および…………などをみ前におぼえます。

人類の父なる主よ、わたしをとおして、あなたのきよい愛とあわれみとを、わたしのそば
にいる人々の心と生活とにそそいでください。 アーメン


十一日     朝

全能の主よ、わたしたちの死ぬべき生命はすべてを見とおすあなたのおん目の下でい
となまれます。どうか、この日わたしが、行ないにおいても計画においてもまことの
礼儀と品位を保つことができますように。正しく、誠実に人と交わることができます
ように。卑劣な、いやしい思いが片時でも心にやどることのないように。わたしのな
そうとする動機をすべての人に明らかにすることができますように。わたしの言葉に
責任をもつことができますように。何人をもあざむくことがありませんように。他人
に対して寛容でありますように。公平な意見をもつことができますように。友人に忠
実であり、反対する人々に寛大であることができますように。勇気をもって逆境にた
ち向かうことができますように。自分の利益を求めすぎたり、のぞみすぎたりするこ
とがありませんように。

けれども、主なる神よ、どうかキリストによらないでも知られるような人間の理想に
とどまらせないでください。キリストの心をわたしの心としてください。キリストの
全きみ姿にとどくまで休むことなく成長させてください。「他の人より以上にあなた
は何をしたか」というキリストの問いに耳をかたむけさせてください。どうか、信仰
と希望と愛の三つの徳がいよいよわたしのうちに形遣られ、わたしの歩むところ、
わたしの語る言葉がすべてキリストの福音にふさわしいものとなるまでにしてください。

われらの主イエス・キリストの苦難と死とによって人間に対する愛をあかしされた神
よ、主の十字架の力がきょうわたしとともにあるようにしてください。主が愛したよ
うにわたしにも愛させてください。死にいたるまで従順であることができますように、
主の十字架によりたのむ一方で自分の十字架をこばむことがありませんように。しか
も、わたしの十字架を負うときは、主のみ力によって負わせてください。

ひとりひとりの人を家族のつなぎに結ばれる神よ、この家のすべてのものに、となり
人に、そしてこの町のすべての住民に、天よりの祝福をこい求めます。キリストがす
べての人の心を支配し、主の律法が、あらゆる家庭にとうとばれますように。すべて
のひざが主の前にひざまずき、あらゆる舌がイエスこそ主であると言いあらわすこ
とができますように。アーメン


十一日     夜

いつくしみふかいみ心をもつ神よ、ふかい悔い改めとなげきをもって、いまわたしの
心をあなたにむかって開きます。わたしが祈るとき、み前に何をもかくすことがあり
ませんように。わたしの真実の姿がどんなに卑しいものであろうとも、それをみ前に
告白する勇気をもつことができますように。わたしが恥じることなく行なったことを、
恥じることなく告白することができますように。そして、あなたの知恵をもって、こ
の告白の苦痛を通してわたし.か犯した罪を憎むようにしてください。

わたしは……と.…-とにおいて怠惰であったことをざんげいたします。
わたしは….:と.…:とにおいて虚栄心をもったことをざんげいたします。
わたしは……と….:とにおいて肉の欲をむさぼったことをざんげいたします。
わたしは、…と…..・とにおいて習慣的なあやまちを犯したことをざんげいたします。
わたしは……と……とにおいて不正直であったことをざんげいたします。
わたしは……と……とにおいて無情な言葉をはいたことをざんげいたします。
わたしは……と……とにおいて悪念をいだいたことをざんげいたします。
わたしは……と……とにおいてまちがったみちを選んだことをざんげいたします。
わたしは……と……とにおいて信仰の実践を忠実に果たさなかったことをざんげいたします。

人の心に燃える炎となってすべて恥ずべき悪を焼きっくす愛の神よ、どうかいまあな
たの全き義をしっかりととらえ、それをわたし自身のものとすることができますよう
に。わたしのすべてのとがを消し去り、わたしの罪をおおってください。わたしの人
生におかれたあなたのみ手を感じさせてください。あなたのみ手は、すぎ去ったあ
やまちのけがれを洗い、悪しき習慣のとりことなったわたしを解放し、わたしをきよ
い心から出る新しい習慣の中に強くし、わたしの足を永遠の生命の道にみちびいてく
ださいます。神よ、わたしをみちびいて、かくれた罪と戦わせてください。わたしの
生活のまわりを、きよい望みの石垣でかこってください。キリストが、信仰によって
わたしのうちに形造られることを得させてください。これらすべてのことを主の聖な
るみ名によっておねがいいたします。アーメン


十二日   朝

永遠の神よ、あなたは、わたしが目で見、手でさわることのできないかたですが、そ
れで、なお、この日あなたの実在と力とをはっきりと確信することができますように。
とうか、わたしがただこの感覚と時間の世界だけを信じて仕事につくことなく、見たり
ふれたりすることのできない世界こそまことの世界であることを悟ることができるよう
に、恵みを与えてください。この一日のわたしの生活は時間のうちに送られるのでは
ありますが、その中にも永遠の問題がひそんでいます。わたしの肉の必要とするものは
なくてはならぬものですが、ほんとうに必要とするものは、わたしのたましいの要求であります。
わたしの仕事は物質をあつかうのですが、それらの物質のうしろにある霊的なものを
忘れることがあ'ませんように。真にたいせつなものは、金銭や財産でもなく、家屋や土地
でもなく一肉体安楽や娯楽でもなく、真理と名誉、やさしさと人を助けること、またあなたへ
の汚れない愛であることを、つねにおぼえさせてください。

見えざるものをとらえるためにあなたに与えられた力について
ここにあるものは真の故郷でないと強く感ずる感覚について
いかなる有限なものによってもみたされることのない、求道の心について
神よ、あなたに感謝をささげます。

みたまがわたしの心にはいりこんで来られたことについて
あなたをさし示す、人間の愛と善意について
イエス・キリストのうちにそそぎ出されたあなたの全き栄光について
神よ、あなたに感謝をささげます。

永遠なるものよ、永遠への旅人としていまわたしはみ前に立っています。わたしの心
をかきたてるあなたへのあこがれを押し殺し、また滅ぼそうとすることがありません
ように。きょう、すべてのことを永遠のすがたにおいて見る知恵を与えてください。
このような幻がわたしの人生にもたらすあらゆる変化を、勇敢にうけとめることがで
きますように。わが救い主キリストの恵みによって。アーメン


十二日   夜

知恵と真理ときよさのすべてのたからをうちに保たれる神よ、どうか、あなたとのた
えざる交わりをとおして、キリスト者らしい真の徳がわたしのたましいに増し加えら
れることができますように。

感謝の心と、不平を知らない心とを
あなたのよしとされる時を忍耐づよく待ち、あなたの召しに直ちにこたえる用意を
苦難や、危険に際しては勇気を
イエス.キリストの兵卒として辛苦にたえる力を
正義の味方となる大胆さを
こころみに陥らぬような備えを
肉体を従わせる修練をきびしい真実さを
他人にしてもらいたいことを、人に対してすることを
早まった判断で人をさばくことのないように、寛容の心を
語ることを急がぬように、沈黙の美徳を
わたしに悪をなした人びとを赦す心を
自分より弱い者に対するやさしさを
そして、いまこうして祈り求めることをっねに変わらずに求める、かたい決意を
いよいよまし加えてください。

神よ、床につくこのとき、静かな心をお与えください。眠りに入るまで、わたしの心
に住んでください。めざめていても、眠っていても、いつもあなたとともにあること
を知って喜ぶことができますように。とるに足らぬ人生の小事について思いわずらう
ことがありませんように。また、不快な夢になやまされることなく、新しい一口の務
めを果たすために十分のやすみをとって起きいでることができますように。
み名にすべての栄えがありますように。アーメン


十三日 朝

生命のかくれた源なる主よ、わたしのような死ぬべき人間があなたをあおぎ、父とよ
ぶことができるようにしてくださったその大いなる恵みのこ計画について、いま深く
考えさせてくたさい。

はじめに、何ものにも造られざる主が、
無からすべてのものを創造された。
空間と時間と、物質と、
はうもの、飛ぶもの、森のけもの、空の鳥、海の魚、
そして、ついに、人をみすがたに似せてつくり、
あなたとの交わりに入れられた。
人の心の堕落と不従順とによって、み像(かたち)がうすれ去ったとき、
あなたは、ひとり子を与えて
それを回復しようとおぼしめし、
主にある新しいいのちと、
きよいあなたのみまえにいたる新しいみちをひらかれた。

おお、神のかくれたる愛よ、あなたは、すべてつくられた人間が、永遠にけがれなく、
全くあなたと交わることを求められます。どうかこの口、わたしがこの恵みふかいあ
なたの目的を無にする行ないを一つも犯すことがありませんように。あなたにつくら
れたすべてのものがうめき苦しんで神の子たちのあらわれを待っていることを心にと
めることができますように。その日を早く来たらせるために、み霊の感化をわたしの
心に喜びうけることができますように。あなたがわたしの心の扉をたたかれるとき、
いつまでも外にお待たせすることなく、喜びと感謝とをもって迎え入れることができ
ますように。あなたの臨在のさまたげとなるような思いを心にいだくことがありませ
んように。あなたのはたらきかけに対して、心の片すみでも閉じることがありません
ように。神よ、どうかわたしをみ心のままになさってください。みこころのままにわ
たしを形造り、わたしをつくりかえ、用いてください。いまも、のちの世にあっても。
われらの主イエス・キリストによって。アーメン


十三日   夜

天の父よ、わたしにイエス・キリストのみ心に似た心をお与えください。仕えられる
よりは仕えようとする心、弱い、しいたげられたものをあわれむ心、またみ国がこの
人の世に来ることをせつに望む心を。

神よ、こよいわたしは、イエス・キリストが特に心を用い、あわれみをかけられた
人びとのために祈ります。
食物や衣類のとぼしい人びと
病むもの、病につかれた人びと
目の不自由な肢体の不自由な人びと
獄にある人びと
不正にしいたげられている人びと
社会から迷い出た人びと
転落した婦人たち
この町にとどまっている旅人たち
うれいと不安のうちにある人びと
人しれず実直な人生を送る人びと
正しいことのために、人気を気にせず勇敢に戦う人びと
あなたのぶどう園にあって勤勉にはたらく人びと
これらの人びとをかえりみてください。

父よ、あなたの愛のゆえにわたしの生活が安らかに送られることによって、どうかわ
たしが、より不幸な人びとの求めに対して心がにぶくなることがありませんように。
かえってわたしが彼らの重荷を自分の心に負うものとなるようお導きください。たと
えわたしの仇がおそいかかったとしても、世界中でわたしだけが苦しんでいるかのよ
うに悲しみに打ちしずむことなく、わたしの助けを必要とする人びとにいっそう心を
こめた奉仕ができますように。こうして、わが主キリストの力が一段とつよくわたし
のうちにみたされ、主の平安がわたしのたましいを占領してくださるように。  アーメン



三十一日  朝


おお、わが王なる主よ、新しい一日のはじめ、つつしんでみ名をよびたく存じます。
いと高き主よ、すべての賛美と愛と忠誠とがあなたにささげられますように。この日、
わたしの思いが、この世のすぎゆく姿だけで占められることがありませんように。あ
なたは愛をもって、見えざる永遠なるものを瞑想する心をわたしにお与えくださいま
した。それゆえ、どうかわたしが感覚と時間の世界に満足することのないようにして
ください。むしろ日ごとに、ますます見えざる世界をとらえ、その実在を感ずる力を
強め、わたしの心を聖なるものへ向けさせ、この地上の生の終わりが近づくにしたがっ
て、わたしがこの移りゆく地上の世界の一部となるのでなく、来たるべき世における
生にふさわしいものとなることができますように。

すべてのものを見、かっ知られる神よ、どうか恵みにより、わたしにあなたを知り、
あなたを見ることを得させてください。あなたを知ることによって、あなたに知られ
るように完全にわたし自身を知り、あなたを見ることによって、み前にあるがままの
わたし自身を見ることができますように。永遠なるあなたのみ前にあらわれるときわ
たしの生の幻を、きょう

はっきりと見させてください。わたし自身の小さいことと、あなたの無限の偉大さと
を示してください。わたしの罪と、あなたの全き正しさとをお示しください。わたし
の愛のなさと、あなたのすぐれて大きな愛とをお示しください。それとともに、どん
なにわたしが小さくともあなたの偉大さの中にかくれることができ、どんなに罪深く
とも、あなたの義によりたのむことができ、どんなに愛がうすくとも、あなたの赦し
の愛の中に身をかくすことができることをも、教えてください。わが主イエス・キリ
ストの生と死との上に、きょう、わたしの思いをとどめさせ、主のみ名によってお与
えになったあがないの光においてすべての事を見ることを得させてください。アーメ



三十一日   夜


主よ、あなたは昼の主であられるように、また夜の主であり、すべての星はあなたの
み心にしたがっております。この暗黒のとき、わたしもまたすべてをみむねにゆだね
たく願います。

わたしの心に頭をもたげる利己心からなすべき務めをのがれる臆病からうけなければ
ならぬ苦しみをさけようとする反逆から与えられたものに対する不満から他人の好運
をうらやむねたみからあなたが五タラント、あるいは十タラントを与えず、一タラン
トをお与えになったことを軽く考える思いから被造物の分をこえた思い上がりからふ
しだらな思いから学ぶことを欲せず、仕えることをいとう態度から神よ、わたしをと
き放ってください。

父なる神よ、あなたは、わたしが最も遠くはなれているときに最も近くいまし、あな
たに見捨てられたと思うときにさえ、すぐそばにおられる方です。どうか、わたしの
我意が敗北することが、あなたの永遠の目的の成就でありますように。

わたしに、あなたの実在と力とをもっと確信させてください。地上にあるわたしの生
の意味をもっと明らかに悟らせてください。永遠の生命をもっとしっかりとつかませ
てください。見えざるものをもっとはっきりと望み見させてく、たさい。わたしの欲
望をもっとおさえやすく、わたしの想像をもっと清純にしてください。隣人に対する
愛をもっと深く、やさしくし、彼らの重荷をすすんで負うものとしてください。

神よ、わたしのたましいと、わたしの愛し、愛される人びとのたましいとを、み守りにゆだね
ます。イエス・キリスト、われらの主によって。アーメン




三十日  朝


つくりぬしなるみ霊よ。あなたは地上のすべての陸地と大洋をとこしえにおおい育て、
人間のわざではまねることのできない形と色とを保たせてくださいます。どうか、きょ
う、あなたのおつくりになった世界を喜ぶ心をわたしにお与えください。あなたの美
しい世界に目をとじて歩くことがありませんように。商店のにぎわいに気をうばわれ
て、ひろやかな野や、みどりの木々を忘れることがありませんように。工場や、事務
所や、書斎の低い屋根の下にいて、あなたのつくられた大空を忘れることがありませ
んように。あなたのっくられたすべてのものが、歌と喜びの声をあげて朝をむかえて
いるときに、わたしだけが、にぶく、ものうげな顔をしていることがありませんよう
に。あなたが、深い計らいのうちにすべての生けるものに注いでくださった、いのち
の力をきょうわたしのうちにふるい立たせてください。わたしがひとり、とり残され
たなまけ者になりませんように。なによりもまずわたしの外にあるこの地上の美しさ
と、内にあるこのいのちの鼓動とのすべてを用いてわたしのたましいが、っくられたものから造り主に向かい、

自然から自然の主なる神へと向かって上りゆくよすがとすることができますように。
地上の小さい愛情や慈善のすべてにたちまさる愛の神よ、わたしに、すべての生ける
ものをやさしくいつくしむ心を与えてください。あなたのつくられたものを無慈悲に
傷つけることがありませんように。また、幼児の幸福をねがい、病者、まずしい人々
をいたわることができますように。主の兄弟であるこれらの小さい者にすることは、
主イエス.キリストに対してすることであることを心におぼえて。アーメン
三十日夜全能であって、永遠にあがめらるべき神よ、あなたは、どの時代にも人びと
の中にあなたを証しする人をたやさず、世々にわたって聖者、預言者を立てて、わた
したちを信仰と愛の道にみちびいてくださいました。あなたが、聖使徒パウロをお送
りくださったことのゆえに・み名をたたえます。彼に熱心を与えて、あなたが東方の
国にともされた真理の灯を、われら西方の民に持ち来たらせたことを感謝いたします。
聖。パウロはいいました。「すべての無慈悲、憤り、怒り、騒ぎ、そしり、また、いっ
さいの悪意を捨て去りなさい。互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストに
あってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい」。
神よ、わたしのたましいをみちびいて、この教えにしたがわせてください。聖。パウ
ロはいいました。「あなたがたは、主イエス.キリストを着なさい。肉の欲を満たす
ことに心を向けてはならない」。神よ、わたしのたましいをみちびいて、この教えに
したがわせてください。

聖パウロはいいました。「わたしは、自分のからだを打ちたたいて服従させる」。
神よ、わたしのたましいをみちびいて、この教えにしたがわせてください。聖。パウ
ロはいいました。「何事も党派心や虚栄からするのでなく、へりくだった心をもって
互に人を自分よりすぐれたものとしなさい」。神よ、わたしのたましいをみちびいて、
この教えにしたがわせてください。聖。パウロはいいました。「誇る者は主を誇るべ
きである」。神よ、わたしのたましいをみちびいて、この教えにした.がわせてくだ
さい。聖。パウロはいいました。「目をさまして、感謝のうちに祈り、ひたすら祈り
つづけなさい。同時にわたしたちのためにも、神が御言のために門を開いて下さって、
わたしたちがキリストの奥義を語れるように、……祈ってほしい」