五日  夜

全能の神よ、この静かなひととき、あなたと交わりたく存じます。一日の仕事の焦燥
と熱中から、この世の調和のない騒がしさから、人びとの賞賛と非難から、そしてわ
たし自身の、心の複雑な思いとむなしい想像からはなれて、あなたのみ前にある静け
さを求めます。わたしは一日働き、戦って来ましたが、いまは心を静め、あなたの永
遠の光の中で、きよう織りなして来た人生の模様をかえりみたく存じます。

神よ、わたしの上にみ力と栄光を感じとる力をそそぎ、地上のすべてのものを、ほん
とうの姿において見ることができるようにしてください。
あなたにあって一日は千年のようであり千年は一日のようであるという、この大いなる
事実を知らせてください。
わたしが自分のなしとげたことを誇らないように、あなたの全ききよさをさとらせて
ください。
つくり主なるあなたの美しさを見ることをゆるし、どのような美しさもそれにおよばないことを
さとらせてください。

「地と人とはすぎゆき
日も宇宙も消え失せるとも
あなた、だけはひとりいまし
すべて生存するものはあなたにあってのこる」

父よ、わたしは髪の毛までもあなたに数えられることを信じて、このいのちをみ手に
まかせます。自分では勝ちとることのできない義をあなたのうちに見いだすことがで
きると信じて、わたしの意志をあなたの支配にまかせます。あなたの愛がはるかにわ
たしにまさることを信じて、親しい人びとをみ守りにゆだねます。真理と正義の実現
と、人びとの心にみ国を来たらせることを、み手にまかせます。わたしがそれらを求
める熱心は、あなたのご計画のかすかな投影にしかすぎないことを信ずるからです。
神よ、栄光がとこしえにあなたにありますように。アーメン